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4週間毎の抗癌剤投与 [フェレット]

発覚当時から考えると嘘のような状況。ぼこぼこ体に出来ていた腫瘍が消えるとは思わなかった。
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2007年12月3日
お風呂に入れた。リンパ腫は見あたらない。毛換わりが進み、全身がみっしりとしている。毛が薄かった頃が嘘のようで、前足から肩にかけては黒い毛も出てきたので、ちょっと若返った感じがする。でも、この頃はケージから出てくる時や、特にケージに戻る時、ちょっと自分で乗り越えるのを躊躇するようになったのを見ると、やっぱり年取ったかなとも思う。

2007年12月5日
プロトコルは一通り終わったが、アメリカの獣医の先生から『安定していなかったら19週目から3回繰り返し』という指示があったので、それをすることにした。よって、シタラビン(キロサイド)の注射のため、病院へ行く。先生に全身をくまなく触られても、エルはおとなしかった。一時期の恐ろしいリンパ腫だらけの時が嘘のように、リンパ腫は見当たらない。残念ながらプロカルバジンで小さくなっていた脇と脚のリンパ腫が、ちょっと大きくなってきている。さすがに癌は手ごわい。体重1.2kg。変わらずだが、持った感じズシリとくるし、見た目もちょっと大きくなったような気がする。
クロラムブチル(リューケラン)は持ち帰って家で口経投与するので、保冷剤を持っていく。注射時、いつも先生に「一番細い針で」とお願いしているのを言うのを忘れ、エルの痛点にぶち当たり、暴れ鳴く。エルはアルと違い、とても感じやすい。そのため、臆病で、甘えん坊で、注射に弱い(笑)一度痛い思いをすると、ちょっと触られても拒否をするから、今日の注射は大変だった。いったん、フェレットバイトをもらって舐めさせ忘れさせる作戦でも、やはり鳴いた。
リューケランは念のため2錠もらって帰った。前回、半分に割ったのを冷蔵庫に保管し次の日に与えるのと、毎回半分に割って与えるのでは、影響が違うかと思って試してみたが、はっきりとした違いはわからない。でも、とりあえず用心をしてみる。なにせ温度管理をしなければならない薬剤だから。シタラビンとクロラムブチルが効いてくれるといいのだけれど。

2007年12月6日
昨日に引き続きシタラビン(キロサイド)の注射とクロラムブチル(リューケラン)の経口投与。体重1.2kg。元気いっぱい。プロトコルでは3週間後にシクロホスファミド(エンドキサンP)の投与なので、薬剤をもらって帰る。体のどこにもリンパ腫が出てこなかったら、その通りにするつもり。出てきたときは、先生と相談して決めよう。順調に進めば、次に病院へ行くのは年明けてからになるので、プレドニンを10錠もらって帰る。何かあればすぐに病院へ行くことにして、一応年越しの挨拶をして帰宅。今日は旦那が休みを取って看ていてくれる。抗癌剤を投与する時は、本当に気を抜けない。
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ほぼ寛解状態。


2009-04-11 10:49  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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プロトコル、27週が終了 [フェレット]

血液検査の結果を見ていると、腫瘍が見られた時は必ずGPTが高かった。最高で500位あったこともある。でも、治療が進むうちに400→300→200と下がってきた。
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2007年11月13日
お腹のリンパ腫がすっかりなくなって1週間たった。毎日体中を触るが、どこにも腫瘍は見えない。いい感じだ。プロカルバジンをいつから投与しようか悩み中。

2007年11月14日
この頃は体中を触って腫瘍があるかみていた。何もなさそうだったら計画通りにプロカルバジンを入れようと思った。でも、背中に小さなしこりがあるのを発見し、脇と膝裏のリンパ節が触る状態なので、抗癌剤を入れることにした。体重1.2kg。ちょっと太った。
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血液検査
 赤血球数   7.74 10E6/μl(7.3~12.18)
 赤血球容積  40.20 %(46~57)
 ヘモグロビン 11.90 g/dl(15.2~17.7)
 MCV    51.94 fl
 MCH    15.40 %
 MCHC   29.60 g/dl
 血小板数   1178 10E3/μl
 白血球数   10800 /μl(5600~10800)
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思ったより血液検査の結果が悪い。赤血球はまぁまぁだが、白血球のリンパ球や好中球の比率が悪い。血小板は増えた。まぁ、こんなところか。プロカルバジンを2カプセルもらってきた。1カプセルを9等分して飲ませる。体重に比べたらちょっと少なめの投与だが、微妙。これを14日間続ける。

2007年11月21日
プロカルバジンを入れて1週間が経った。今日は生化学検査をする日で、あと1週間のプロカルバジンの投与でプロトコルが終了となる。背中のしこりは、手術後の肉芽だったようだ。脇と膝裏のリンパ節は小さくなりつつある。体重1.2kg。変わらず。
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血液検査
 赤血球数   8.27 10E6/μl(7.3~12.18)
 赤血球容積  44.40 %(46~57)
 ヘモグロビン 13.50 g/dl(15.2~17.7)
 MCV    53.69 fl
 MCH    16.32 %
 MCHC   30.41 g/dl
 血小板数   760 10E3/μl
 白血球数   4500 /μl(5600~10800)
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赤血球数はかなり回復している。プロポリスのおかげかもしれない。他は、抗癌剤を投与していることを考えれば、まぁ、こんなものだろう。
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血液生化学検査
 血中尿素窒素(BUN)   25.00 mg/dl(10~45)
 クレアチニン(CRE)    0.70 mg/dl(0.4~0.9)
 血糖(GLU)       132.00 mg/dl(94~207)
 総ビリルビン(TBIL)   0.40 mg/dl(0.1~1.0)
 血漿蛋白(TP)      7.70 g/dl(5.2~7.3)
 アルブミン(ALB)     4.30 g/dl(2.6~3.8)
 グロブリン(GRO)     3.40 g/dl(1.8~3.1)
 アラニンアミノトランスフェラーゼ(GPT)276.00 U/l (82~289)
 アルカリフォスファターゼ(ALP)   62.00 U/l (9~84)
 アミラーゼ(AMY)    31.00 U/l
 ナトリウム(Na)    154.00 mEq/l (137~162)
 カリウム(K)       4.5 mEq/l(4.5~7.7)
 クロール(Cl)       - mEq/l(106~125)
 カルシウム(Ca)     11.30 mg/dl(8~11.8)
 リン(P)         4.40 mg/dl(4.8~8.9)
 総コレステロール(TCHO)  -  mg/dl(64~296)
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まぁ、若干数値が高いものもあるが、こんなものかなぁ。まだまだ数値的に腫瘍がありそうな雰囲気だけど。
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治療計画27週の最後まで行った。見た目はそこそこ健康体に見えるが、まだ寛解には至っていなかった。


2009-04-07 23:46  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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抗癌剤投与中の入浴 [フェレット]

温泉に行くと癌患者の入浴が禁じられている。血行が良くなって癌細胞が体中に回ったりするから?でも入浴に関しては、悪性リンパ腫で闘病中の人のブログでは、疲れない程度&感染症の心配がない場合、どちらかというと入浴が勧められていたりする。
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071025.jpg2007年10月29日
お風呂に入れた。体が濡れるとリンパ腫がどこにあるのか観察しやすい。リンパ腫はお腹に1箇所。それ以外はなかった。よかった。ちょっと泳がせて、手早く洗って、手早く乾かす。入浴は、人間もだけど、体力を使うので気をつけているが、体を清潔に保つのも大切だから、1ヶ月に1度は入れている。

2007年10月31日
やはり1週間早めにシクロホスファミド(エンドキサンP)を投与した。お腹のリンパ腫が深く広くなっていったからだ。幸いなことに脇と足のリンパ節は変化がない。体重1.16kg。元気いっぱい。

2007年11月3日
シクロホスファミドを投与して3日目。お腹のリンパ腫があっという間に小さくなった。でも、最後の核がなくなってくれないと困る。もし、これで核もなくなり、体の表面にリンパ腫が見えなくなり、リンパ節も大きくなる気配がないと、寛解の希望が出てくるんだけどなぁ。
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悪性リンパ腫との戦いも、後半になってきた。


2009-04-06 20:58  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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4歳の誕生日 [フェレット]

悪性リンパ腫が発覚したのが3歳7ヶ月。それから5ヶ月、エルが4歳の誕生日を迎えた。病理検査の結果を読んだ時は、この日がくるとは思わなかった。
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2007年10月11日
今日はエルの4歳の誕生日。リンパ腫が発覚してから4歳を迎えることができないかと思っていたがホッとする。来年の5歳の誕生日が無事に迎えられるように。

2007年10月13日
お腹のリンパ腫に赤みが出てきた。活動再開なのだろう。これでシタラビンとクロラムブチルが効かないと、シクロホスファミドまで3週間空くことになる。祈るような思い。

2007年10月17日
シタラビン(キロサイド)の注射のため、病院へ行く。体重1.15kg。クロラムブチル(リューケラン)は持ち帰って家で口経投与。冷蔵保存の薬だというのをすっかり忘れていて失敗。先生が保冷剤をくれたので助かった。このところプロポリスは朝晩5滴ずつ。それを毎日やっている。2滴に落としたら途端に元気がなくなったので、プロポリスは固定してやることにした。腫瘍はお腹のところ以外は見当たらず、脇のリンパ節は腫れていず、足の付け根のリンパ節も小さい。体調はよいらしくバトルする。

2007年10月18日
昨日に引き続きシタラビン(キロサイド)の注射とクロラムブチル(リューケラン)の経口投与。体重1.15kg。食欲も排泄も問題なし。2週間後に投与するシクロホスファミドと、副作用で熱が出た時のための抗生物質と、毎日飲ませているステロイドをもらって帰る。先生に「腫瘍の活動を見ながら、もしかするとシクロホスファミドを1週早めに投与するかもしれません」と言った。先生もOK。なんとか今回の治療で小さくなってくれればいいと思うが、前の時のことを考えると無理だろう。
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治療計画の中身を変えてはいけない。治療計画に不満がある場合は、他の治療計画に変える。これが基本。


2009-04-05 20:54  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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抗癌剤に対する反応 [フェレット]

治療が始まった時と抗癌剤の反応が違ってきた。
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071003.jpg2007年10月3日
シクロホスファミドを投与。体重1.15kg。お腹に1箇所、わき腹に2箇所、腫瘍を発見。他に左手の付け根のリンパ節、両足の上と下のリンパ節が腫れている。効いてくれるといいな。

2007年10月9日
熱が出て少々つらそうなので抗生物質を投与。食欲はありウンチも変わらないので大丈夫だと思うが、それにしても反応が早い。シクロホスファミドを入れて次の日くらいからお腹のリンパ腫が小さくなってきた。プロカルバジンがひそかに効いていたのかもしれない。

2007年10月10日
お腹のリンパ腫は小さくなったが、小さな核のようなものが残った。以前のシクロホスファミドの時とは違う。これがプロカルバジンのせいなのか、何度も投与したせいなのかわからないが、以前なら跡形なく消えていたのに残った。活動休止に入るのが早い。
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2009-04-03 21:03  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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血液検査 [フェレット]

タフツ・プロトコルは、27週の治療を行う。3週までは抗癌剤を毎週投与、それから20週までは隔週投与、残りは3週毎に投与という、ゆったりとしたもの。その途中で何回も血液検査を行う。小さな動物の血液採取は結構大変だけど、うちの主治医の城戸先生はそれほど苦にせずフェレットから採血する。先代のアルからの付き合いだから、これが当たり前と思っていた。でも、中には麻酔をかけないと採血をしない先生もいるらしい。聞いた時には驚いた。
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2007年9月19日
血液検査(CBC)のため、病院へ行く。体重:1.15kg。変わらず。
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血液検査
 赤血球数   8.43 10E6/μl(7.3~12.18)
 赤血球容積  45.00 %(46~57)
 ヘモグロビン 13.40 g/dl(15.2~17.7)
 MCV    53.38 fl
 MCH    15.90 %
 MCHC   29.78 g/dl
 血小板数   963.00 10E3/μl
 白血球数   5900 /μl(5600~10800)
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目に見えて良くなっている。抗癌剤を入れているのにこの結果でいいのか?と思ったりするが、好中球が減少しているので抗癌剤は確かに入っているようだ。まぁ、少なくともこれからも抗癌剤が入れられる状態ではあるので、プロトコルを最後まで実行できるだろうと思う。リンパ節が手に触れるくらいの大きさである以外、体にリンパ腫は見当たらず、いい感じで推移している。

070924.jpg2007年9月26日
血液検査(CBC)のため、病院へ行く。体重:1.15kg。変わらず。
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血液検査
 赤血球数   7.45 10E6/μl(7.3~12.18)
 赤血球容積  39.80 %(46~57)
 ヘモグロビン 11.90 g/dl(15.2~17.7)
 MCV    53.40 fl
 MCH    16.00 %
 MCHC   29.90 g/dl
 血小板数   884.00 10E3/μl
 白血球数   10800 /μl(5600~10800)
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プロポリスが2滴になっているせいか、先週より数値が悪くなった。ちょうど6月頃の数値に近い。白血球に占めるリンパ球の割合が高いのが気になる。足付け根のリンパ節が大きくなっている。他にも左脇のリンパ節も、手に触れる。さすがに癌はしぶとい。来週のシクロホスファミドに期待するしかない。脱毛箇所も、背中はきれいに生えそろい、頭はぼちぼち生えてきた。
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この頃はどう見ても普通で、大きくなっているリンパ節に触れなければ、悪性リンパ腫とは思えなかった。何より元気に遊ぶし、食べる。おやつをねだるのも、いつもの調子。闘病生活の質は今思ってもかなり高かった。


2009-04-02 21:54  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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抜け毛 [フェレット]

手術跡の発毛が遅かった。毛替わりの時もごっそり抜けてなかなか生えてこなかった。たぶん、抗癌剤の副作用。
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2007年9月7日
腫瘍はほとんど無くなった。前回は核が残っていたが、今回はそれもない。生え変わりの時期かハンモックに抜け毛がたくさんついていて、体全身を痒がっているので、ブラッシングをした。全体で毛玉3個分くらい抜けた。特に肩の辺りの毛がごっそりぬけて、地肌が見える状態。ちょっと抜けすぎな気がする。抗癌剤の副作用もあるのか、生え変わりの時期なら抜けた後の地肌に次の毛が見えるはずなのに、それがない。お風呂に入れた。

070909.jpg2007年9月9日
ハゲが頭の方まで進んできた。ちょっと心配。ウンチの太さも量も良好。

2007年9月12日
新しい抗癌剤プロカルバジンの投与開始。14日間連続投与で、1週間毎に血液検査をする。1週間目の血液検査で骨髄抑制が酷かったら、25%投与を減らすように指示がある。体重1.15kg。ハゲも進行し痒がっているので、プレドニンを2mgに増やしてみることにした。足の付け根のリンパ節が少しこりこりする。お尻は変化なし。

2007年9月13日
お尻のリンパ腫あとに小さなしこりを発見。プロカルバジンが効くか不安。

2007年9月15日
お尻のしこりと思っていたのはどうも違った。残っているのは、両手脇と両足付け根のリンパ節の腫れ。これが無くなれば、目に見える・触れる場所からリンパ腫が消える。本人はいたって元気。毎日朝晩、バトルをするほど。ウンチもばっちりだし、このまま寛解へ向かっていければいいな。
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この頃から体表の腫瘍は、一時の様子が嘘のように、めっきり姿を見せなくなってきた。


2009-03-30 01:57  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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毎回の緊張 [フェレット]

抗癌剤を投与する時は、毎回、緊張する。ずいぶん慣れてきてはいるけれど、やはり怖い。体重を計って、慎重に薬を割り、ちゃんと口に入ったか確認をするのは大変。特にシクロホスファミド(エンドキサンP)は苦いので、「ペッ」とうまいこと吐き出す。やるなぁ、エル。
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2007年8月29日
シクロホスファミドを投与。お尻の腫瘍はかなり大きい。これが小さくなることを祈る。体重1.2kg。

2007年9月3日
熱が出た。副作用のようだ。抗生物質を投与する。食欲はそこそこにある。おかゆを食べ、自分でカリカリお餌を数粒食べる。相変わらずスポーツドリンクは嫌いらしい。ウンチは少ないながらも下痢はなし。体重1.15kg。

2007年9月4日
さらに具合は悪そう。昨日より熱も高い。食欲もあまりなく、おかゆを3分の2ほどを2回に分けて食べるだけ。抗生物質は嫌って飲まないのを無理やりに飲ませる。後ろ足に力が入らないらしく、よろよろと歩いてトイレへ行く。表情に力が入っていない。とにかく寝せる。

2007年9月5日
どうやら峠は越えたようで、食欲が出てきた。熱も下がって表情もよくなってきて、ウンチの具合も良い。抗生物質は今日まで飲ませる予定。1日様子をみていたら、部屋の隅のお気に入りの場所で寝て、トイレに起きてきて餌を食べ、また寝に行くの繰り返し。いい感じ。腫瘍もかなり小さくなった。
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毎日、体をくまなく触り、腫瘍を確認する。増えていると落ち込むが、減っているとバンザイをしたい気分になる。


2009-03-28 00:15  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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新たな腫瘍 [フェレット]

抗癌剤と腫瘍のイタチごっこが続く中、エルはいたって普通の生活。私とバトルするし、大きな動物と関所遊び(リビングから廊下へ続くドアを開けて大きな動物が座り、その隙間を小さな動物が「捕まらずに通り抜けられるか!」という遊び。かなりの大人気)もする。人間は自分が悪性リンパ腫と知るとかなりの精神ダメージを受けるけど、幸いなことに動物にはそれはない。そこが救いだった。
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2007年8月22日
血液検査(CBC)のため、病院へ行く。体重:1.2kg。太った。
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血液検査
 赤血球数   7.61 10E6/μl(7.3~12.18)
 赤血球容積  40.20 %(46~57)
 ヘモグロビン 12.20 g/dl(15.2~17.7)
 MCV    52.8 fl
 MCH    16.0 %
 MCHC   30.3 g/dl
 血小板数   467.00 10E3/μl
 白血球数   9300 /μl(5600~10800)
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血液検査の結果は、ほどほど良い。赤血球数も良いところを保持している。白血球数も正常値になってきた。お尻の出来物が気になっていたので、先生に相談した。「水ぶくれみたいだねぇ」と言われた。タコのようにも見える。お尻に出来ていた腫瘍はかなり大きく、その時にウンチをする度に擦っていたので、その影響かもしれない。排便は正常なので、気長に治るのを待つしかないのかもしれないが、気になる。

070823.jpg2007年8月23日
お尻の出来物のサイズを測った。直径1cm。元気にバトルをする。食欲もある。今のところ腫瘍は見えてきていない。

2007年8月27日
土曜からお尻の出来物がかなり大きくなってきたので、月曜日になるのを待って病院へ連れて行った。水ぶくれかと思っていたが、穿針検査をした結果、リンパ腫と判明。
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塗抹検査(+)
赤血球と白血球。白血球は、リンパ球と異型細胞が出ています。
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よりによって一番出てきて欲しくなかった所に腫瘍が出来た。おまけに、他にはないと(リンパ節も含めて)思っていたのに、後ろ足の付け根のリンパ節が腫れているのも発覚。飼い主としてかなりへこんだ。とにかく、水曜日のシクロホスファミドに反応してくれるのに期待するしかない。食欲はあるが、ウンチの調子がいまいちになってきた。時々下痢をする。内蔵に転移していないことを祈る。体重1.2kg。変わらず。
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治療開始から3ヶ月がたった。


2009-03-27 02:44  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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治療は続く [フェレット]

クロラムブチル(リューケラン)は個人輸入で人間の治療にも使われている。ヨーロッパではリンパ腫や乳癌に使う主流の薬剤なのに、日本では認可されていない。他にもたくさん、有効な薬が日本では手に入らない。ちなみに治療費用だが、うちの主治医は使った錠剤で清算してくれた。例えば取り寄せた薬が1瓶3万円だったとしても、1錠しか使わなかったら3万円を瓶に入っている錠剤数で割った分しか請求しない。非常に良心的でありがたかった。
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2007年8月15日
抗癌剤投与のため病院へ行く。「病院はお盆休みだけど入院患畜のために来るからいいですよ」という先生に甘えて行ってみると、普段と同じように患畜がいる。先生は一人で診察から清算までやって大変そうだ。体重1.15kg。シタラビン(キロサイド)の注射。クロラムブチル(リューケラン)は持ち帰って家で口経投与。苦いかと思ったがどうも違うらしく、パリパリと食べてくれた。楽だ。リューケランは日本では未承認の薬剤なので、スイスから取り寄せをしてくれた。冷蔵保存のアルキル化剤。どうやら温度に敏感らしい。ちなみに今日からプロポリス朝晩7滴復活。これを3日続けて5滴を7日、3滴を7日になる予定。昨日も一昨日も全力でバトルをして体調はよい。

2007年8月16日
昨日に引き続きシタラビン(キロサイド)の注射とクロラムブチル(リューケラン)の経口投与。体重1.15kg。腫瘍の様子はほとんど変わりなく、お腹の1箇所の核以外わからない。食欲も排泄も問題なし。

070817.jpg2007年8月17日
やや体が熱い。抗生物質を投与。朝はあまり食欲がなさそうで、サプリメント入りおかゆを一舐めしては走り、捕まえられて一舐めしては走りを繰り返したが、30分ほどしてようやく腰を落ち着けて完食。部屋中を軽快に走りまわり、2階への階段も上り下りをするので、それほど副作用はなさそう。腫瘍の状態は変わりなし。

2007年8月18日
食欲も元気もある。やや体が熱いので、念のため抗生物質を飲ませる。お尻のところに出来物みたいなものがある。腫瘍があったところで、腫瘍はなくなったのだが、どうもお尻を舐めたり擦ったりしたのがタコのようになっている感じ。今のところ、排便には影響がない。ちなみに、居間の絨毯を新しいものに変えた。
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悪性リンパ腫の治療では、精神力を必要とする。喜んだと思ったら奈落の底へ。辛抱強さが肝心。


2009-03-26 01:22  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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