血液検査 [フェレット]
タフツ・プロトコルは、27週の治療を行う。3週までは抗癌剤を毎週投与、それから20週までは隔週投与、残りは3週毎に投与という、ゆったりとしたもの。その途中で何回も血液検査を行う。小さな動物の血液採取は結構大変だけど、うちの主治医の城戸先生はそれほど苦にせずフェレットから採血する。先代のアルからの付き合いだから、これが当たり前と思っていた。でも、中には麻酔をかけないと採血をしない先生もいるらしい。聞いた時には驚いた。
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2007年9月19日
血液検査(CBC)のため、病院へ行く。体重:1.15kg。変わらず。
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血液検査
赤血球数 8.43 10E6/μl(7.3~12.18)
赤血球容積 45.00 %(46~57)
ヘモグロビン 13.40 g/dl(15.2~17.7)
MCV 53.38 fl
MCH 15.90 %
MCHC 29.78 g/dl
血小板数 963.00 10E3/μl
白血球数 5900 /μl(5600~10800)
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目に見えて良くなっている。抗癌剤を入れているのにこの結果でいいのか?と思ったりするが、好中球が減少しているので抗癌剤は確かに入っているようだ。まぁ、少なくともこれからも抗癌剤が入れられる状態ではあるので、プロトコルを最後まで実行できるだろうと思う。リンパ節が手に触れるくらいの大きさである以外、体にリンパ腫は見当たらず、いい感じで推移している。
2007年9月26日
血液検査(CBC)のため、病院へ行く。体重:1.15kg。変わらず。
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血液検査
赤血球数 7.45 10E6/μl(7.3~12.18)
赤血球容積 39.80 %(46~57)
ヘモグロビン 11.90 g/dl(15.2~17.7)
MCV 53.40 fl
MCH 16.00 %
MCHC 29.90 g/dl
血小板数 884.00 10E3/μl
白血球数 10800 /μl(5600~10800)
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プロポリスが2滴になっているせいか、先週より数値が悪くなった。ちょうど6月頃の数値に近い。白血球に占めるリンパ球の割合が高いのが気になる。足付け根のリンパ節が大きくなっている。他にも左脇のリンパ節も、手に触れる。さすがに癌はしぶとい。来週のシクロホスファミドに期待するしかない。脱毛箇所も、背中はきれいに生えそろい、頭はぼちぼち生えてきた。
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この頃はどう見ても普通で、大きくなっているリンパ節に触れなければ、悪性リンパ腫とは思えなかった。何より元気に遊ぶし、食べる。おやつをねだるのも、いつもの調子。闘病生活の質は今思ってもかなり高かった。
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